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後藤ちしを プロフィール

後藤 ちしを(ソプラノ) Chishio GOTO, Soprano.

 

 札幌市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院修士課程オペラ科修了。
 声楽を松田由理子、戸田敏子、伊原直子、G.W.Mittendorfer、A.Strnadt、各氏に師事。またウィーンでは宮廷歌手G.Sima、イタリアではソプラノA.Scarabelli、M.Freniの各氏よりアドヴァイスを受ける。スコアをL.Gorla、M.Bullo、C.Cameriniの各氏に師事。ハイメスアーティスト会員、日本声楽アカデミー准会員。現在、東京都在住。

 在学中に安宅賞受賞。藝大定期オペラ公演「皇帝ティートの慈悲」セルヴィリヤ役でデビュー(東京・メルパルクホール)。サントリーホールデビューコンサート「RAINBOW21」出演。日演連推薦新人演奏会出演。在学中より「ヨハネ受難曲」「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」(バッハ)、「カルミナ・ブラーナ」(オルフ)、「戦争レクイエム」(ブリテン)、「レクイエム」(フォーレ、モーツァルト、ヴェルディ)、「ミサ・ソレムニス」「第九」(ベートーヴェン)、「小荘厳ミサ曲」(ロッシーニ)他、演奏会に多数出演。オラトリオでは「メサイヤ」(ヘンデル)、「ハ短調ミサ曲」(モーツァルト)、「レクイエム」(モーツァルト、フォーレ)等でソリストを務める。
 

 第13回北海道国際音楽交流協会(HIMES)音楽コンクール声楽部門第1位にてオーストリア・ウィーン留学。国際ロータリー財団奨学生としてイタリア・ミラノ留学、ミラノ音楽院に学ぶ。ヴィチェンツァ第3回国際声楽コンクール(Schio 3゜Edizione)第1位他、在伊中7つの国際声楽コンクールに上位入賞、またはファイナリストとなる。イタリア・サンレモ音楽祭に於ける、第11回サンレモ国際声楽コンクールにて東洋人唯一のファイナリストとなり(サンレモカジノ劇場)、その様子はSKY-TVにてテレビ放送される。

 オペラ「ラ・ボエーム」(Asti)ムゼッタ、「修道女アンジェリカ」(Milano)ジェノヴィエッファ、ドルチーナ、「清教徒」(Milano)エルヴィーラ、「愛の妙薬」(Milano)アディーナ役で出演。 現存するルネサンス期唯一の劇場として知られる、オリンピコ劇場(Vicenza)にてガラコンサート「I VIRTUOSI」出演。モーツァルト生誕250周年として開催された、大聖堂サンタ・マリア・デッレ・グラツィエに於ける「レクイエム」(M.Schollによる世界初演、パルマ国立音大オーケストラ)にソプラノソリストとして演奏。故マエストロ・ルチアーノ・パヴァロッティを偲ぶ追悼コンサート出演(スカラ座友の会)、F.Longhi(バリトン)らと共演。その他、ミラノを中心にイタリア各地でコンサートへ多数出演、テノール歌手R.Cazzaniga氏らと共演。

 一方、札幌での演奏活動も続け、サッポロスターライトドームソロコンサート、時計台ニューイヤーコンサート~いにしえのスペイン・イタリア紀行~にてチェンバリスト明楽みゆき氏、ギタリスト佐藤寿一氏と共演、また北海道合唱団60周年定期演奏会ゲスト出演(札幌市民ホール)、HIMESニューイヤーコンサート・ソプラノソリスト(管弦楽:アンサンブル・エルヴェ)、骨髄バンク・チャリティーコンサート(札幌コンサートホール・キタラKitara、蘭越パームホール)にてチェリスト土田英順氏と共演、「ペール・ギュント」(脚本・演出・音楽:斎藤歩 /TPS〈現・札幌座〉第30回公演、サンピアザプレミアムステージ/サンピアザ劇場)ソルヴェイグ役で出演するほか、札幌市役所、東区役所ロビーコンサートなどに出演。また、札幌時計台にてソプラノ・ソロコンサート ~バレンタインデーに贈る愛と夢の調べ~ を開催、翌年には札幌サンプラザホールに於いてリサイタルを開催。『スピントした声の魅力には大物の素質が備わっていた』ーとその演奏の様子は「音楽の友」(2010年5月号)誌に掲載される。

 2011年帰国。震災後、札幌、東京の他、福島(福島音楽堂)、名古屋(熱田文化小劇場)、岐阜(都ホテル)、長野(ホテル木曽路)、沼津(淡島ホテル)、横浜(インターコンチネンタルホテル)他、各地にて演奏会、リサイタルへ出演。 また邦楽とのコラボレーションによるコンサート等も務める。帰国後も更にレパートリーを深めるほか、オペラでは「ファルスタッフ」アリーチェ、メグ、「椿姫」ヴィオレッタ、「リゴレット」ジルダ、「シモン・ボッカネグラ」アメーリア、「魔笛」パミーナ、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラ、「コシ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、デスピーナ、「フィガロの結婚」伯爵夫人、スザンナ、「イドメネオ」イリア、「ばらの騎士」元師夫人、「魔弾の射手」エンヒェン、アガーテ、「ティレジアスの乳房」(故・高橋英郎訳:モーツァルト劇場)上品な婦人、「ポッペアの戴冠」ドゥルシッラ、「友人フリッツ」スゼル、「蝶々夫人」蝶々夫人、「ラ・ボエーム」ムゼッタ、「修道女アンジェリカ」ジェノヴィエッファ、ドルチーナ、「愛の妙薬」アディーナ、「ドン・パスクワーレ」ノリーナ、「清教徒」エルヴィーラ、「ノルマ」アダルジーザ、 他へも取り組んでいる。

​ 2016年イタリア・ペーザロ(パヴァロッティ邸別荘)にてマスタークラス修了。

2017年「後藤ちしを ソプラノリサイタル」開催(「音楽の友」2017年10月号にレビューが掲載される)。

2018年HIMES創立30周年記念ニューイヤーコンサート出演、「オペラのお稽古」(日本語上演)ハンヒェン役を好演。その他、オペラ「フィガロの結婚」ハイライト(伯爵夫人)、「ヘンゼルとグレーテル」(グレーテル)、「椿姫」(ヴィオレッタ)、ハイライト形式にても務める。

​ファーストCD「Chishio GOTO  SOPRANO RECITAL」リリース。

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